作者: Tadashi HATTORI , Yuichi MURAKAMI , Masazumi Ii , Hiroshi UCHIDA
DOI: 10.1246/NIKKASHI1898.72.10_2188
关键词: Ethylbenzene 、 Catalysis 、 Potassium 、 Chemistry 、 Dehydrogenation 、 Iron oxide 、 Inorganic chemistry
摘要: スチレン生成の選択率に対する酸化カリウムの効果を流通法とパルス法で調べた。酸化した触媒を水素パルスで還元しながら,あるいは還元した触媒を水パルスによって酸化しながら,パルス法で触媒の酸化状態と選択性の関係を調べ,次の四つの状態であることがわかった。すなわち,Fe2O3,Fe3O4,Fe2+過剰のFe3O4(Fe3O4-B)およびFeである。選択率はFe2O3とFeでは極めて低く,Fe3O4ではかなり高く,Fe3O4-Bで最大であった。両実験法で次の二つの前処理の影響を調べた。すなわち,A:水素+水で還元,B:水素で還元後水+水素で酸化。酸化カリウムを含まぬ,あるいは含有率の低い触媒の場合には,流通法では前処理Bをほどこした方が選択率が高かった。パルス法では前処理AによりFe3O4になり,前処理BではFe3O4-Bになることがわかった。酸化カリウム含有率の高い触媒ではどちらの前処理でも選択率はほとんど同じであり,また前処理AをほどこしてもFe3O4-Bの状態になった。流通法とパルス法の結果の比較から酸化カリウムは触媒を還元的にし,選択率を増す効果があることがわかった。