作者: Naofumi Shinagawa , Koichi Yamazaki , Yoko Ishibashi , Yuya Onodera , Hirotoshi Akita(Dosaka)
DOI: 10.2482/HAIGAN.43.47
关键词: Nuclear medicine 、 Medicine
摘要: 背景. Virtual bronchoscopy (以下VB) によるナビゲーション後, 極細径気管支鏡を用いたCTガイド下生検にて診断し, 定位放射線治療を施行した末梢小型肺腺癌の2症例を経験したので報告する. 症例. 1例目は68歳, 男性, 急性心筋梗塞による入院時に撮影された胸部CTにて左S1+2bに径18×16mmの結節影を指摘された. 2例目は82歳, 女性, 気管支炎で近医に入院した際に右S2に径22×18mmのGGO (ground glass opacity) を指摘された. 両症例ともVBによるナビゲーション後, 極細径気管支鏡を用いたCTガイド下生検にて肺腺癌と診断された.1例目は低心機能, 2例目は高齢, 多発GGOのため手術適応外と判断され, 定位放射線治療 (stereotactic radiotherapy: SRT) を施行した. 検査, 治療を通して特に問題となる合併症はなく, 現在まで再発も認められていない. 結論. 手術不能な症例においても, VB併用CTガイド下生検とSRTを組み合わせることにより, 低侵襲に確定診断と根治的な治療が可能であると考えられる.