作者: Kiwao KADOKAMI , Kenji SATO , Minoru KOGA
DOI: 10.5985/JEC.3.15
关键词: Environmental chemistry 、 Natural water 、 Chemistry 、 Chromatography
摘要: 14種の水溶性化学物質, メタクリロニトリル, アクリロニトリル, クロトンアルデヒド, 1-プロパノール, p-ジオキサン, 2-ヘキサノン, アリルアルコール, N-ニトロソジメチルアミン, N-ニトロソジエチルアミン, N, N-ジメチルホルムアミド, N-ジメチルアセトアミド, エチレンクロロヒドリン, フルフラール, 2, 3-エポシキー1-プロパノール, を対象に北九州地方の環境水を調査した。分析は著者らが開発した, 活性炭抽出後GC/MS-SIMで測定する方法を用いて行った。1991年~1992年の1年間の調査の結果, 7種が海水から, 9種が河川水からng/l~μg/lレベルで検出された。検出物質は, 揮発性が比較的高いため, 水経由で拡散する以外に大気経由で環境中に拡散していることがわかった。検出頻度の高い物質は, N-ジメチルアセトアミドである。これらの物質は, 広範囲に使用され, 環境中では分解しにくいものである。検出濃度は全体として低く, 問題となるレベルではなかったものの, P-ジオキサンに関しては, 最も広範囲に検出され, 検出濃度も一部高濃度地点があり, また発ガン性を有するため, 今後注目していく必要がある。