作者: Toshiaki GOTO , Naruaki MATSUI , Takashi KITAMURA , Masayuki TAKAHASHI , Hisayuki SASAKI
DOI: 10.5795/JJSCC.50.30
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摘要: 背景 : 乳腺腺筋上皮腫, 紡錘細胞型 (adenomyoepithelioma, 以下 AME, spindle cell type) の 1 例を経験したので, その細胞学的特徴と文献的考察を加え報告する.症例 患者は 52 歳, 女性. 右乳房の血性乳頭分泌物を自覚し, 当院外科を受診した. 触診上, 右乳頭直下に約 2.0 cm の腫瘤を触知した. 超音波検査では, 約 2.5×2.0 大, 境界明瞭な嚢胞内に充実性部分を認めた. 腫瘍の捺印細胞診では, 乳管上皮細胞とアポクリン化生細胞からなる上皮性細胞集塊に加え, 紡錘形細胞の集塊が出現していた. 紡錘形細胞の核は長楕円形∼紡錘形を示し, 多数の核内細胞質封入体様構造が観察された.結論 本腫瘍は, 多彩な組織像を呈するがゆえに細胞診標本のみでの組織型推定は困難とされているが, 上皮系細胞と紡錘形細胞のいわゆる two pattern を示し, 紡錘形細胞に核内細胞質封入体様構造が観察された場合, 本腫瘍を第一に考慮するべきと考えられた.