作者: Tatsuo Matsuda , Chen-Chong Lin , Kiyoshi Hayakawa
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摘要: ポリビニルアルコール, ポリビニルピロリドン, ポリアクリルアミド・ポリメタクリル酸およびメチルセルロースの各限界濃度以下の水溶液を混合し, そのγ線照射効果を検討した結果, 2種のポリマーがともに橋かけ型の場合は互に共橋かけし, 一方が分解型の場合はゲル化が遅延されることが認められた。ポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンの混合水溶液を照射すると, 粘度は一方的に上昇するが, 沈殿剤に対する溶解度は著しく変化し, 照射初期ではグラフトポリマーの生成が起り, ゲル化点近くでは両ポリマーの共橋かけ物が沈殿した。橋かけ型ポリマー混合水溶液のゲル化線量は両ポリマー混合比に比例して変化した。橋かけ型ポリマーとメチルセルロースの混合水溶液ではメチルセルロースが橋かけ型ポリマー自体の橋かけを遅らせる。以上の共橋かけの反応機構について考察した。