Phoma leaf spot, stem and fruit rot of tomato caused by Phoma lycopersici Cooke in Japan

作者: M. KUBOTA , K. KISHI , K. ABIKO

DOI: 10.3186/JJPHYTOPATH.66.12

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摘要: 1994年の秋に宮崎県高千穂町で発見したトマトの果実,葉,茎の褐色病斑から分離した菌をPhoma lycopersici Cookeと同定し,トマトの果実,葉,茎等に対する病原性を確認した.これまで,わが国においては,実腐病,茎腐病と輪状斑点病がPhoma属菌によるトマトの病害として記載されているが,いずれの記載も古く,現在のPhoma属とその近縁菌類の分類学的研究と照らし合わせると疑問が生じた.そのため,トマトのPhoma属菌による病害とそれらの病名について検討した.その結果を踏まえて,トマトのPhoma属菌による病害の病名を統一して円紋病とし,その病原をP. destructiva Plowright, P. exigua Desmazieres, lycopersiciとすることを提案したい.

参考文章(5)