作者: Tetsuya Nishikawa , Kazutaka Miyahara , Satoshi Nagai
关键词:
摘要: 室内培養実験の結果, Coscinodiscus wailesiiは広範囲の温度, 塩分条件で増殖が可能であり, 増殖速度は, 温度20a25℃, 塩分20a30の範囲で高い値を示し, 最大値は供試株4株の平均値で1.02 divisions d-1であった。播磨灘における塩分の変動範囲では, 本種は高い増殖速度を維持できると考えられた。また, 本種の増殖速度が高い値を示す温度の範囲は, 本種の秋季の増殖ピークである10,11月の現場海域の水温とよく一致した。しかし本種の増殖速度は, 5a10℃の範囲で最大値の1/2以下に低下することから, 水温が10℃以下に低下する2a3月には, 水温が増殖の制限因子として大きく作用していることが示唆された。