作者: Shigeo SHIBATA
DOI: 10.1246/NIKKASHI1948.80.5_453
关键词:
摘要: pHl・5・10・13の・おのおのの電解水溶液申において,みかけの表面積に対し400mA/cm2の0定電流で交流電解(50cycle/sec)を行なった時の・光沢白金電極の侵食状況を調べた結果,いずれも最初すみやかに侵食が進むが,pH10,13では15分,pH1・5では60~90分で侵食が停止状態になる・また水素を飽和した各pH溶液について交流電解を行なうとき,電極の荷電曲線の陰極分極による最低電位は,そのpH溶液の水素発生電位Ecに止るが,陽極分極による最高電位Ea,は電解電流を増加することによって上昇する。そして分極範囲がEc~Ea0(Ea0は溶液のpHによって異なる値をとる一定の電位)以内にあるときは,極表面の侵食は全く認められないが,電解電流を大きくしてEc~Ea.Ea0に分極範囲を拡げると,表面の侵食が観察されてくる。このEaoは酸化第二白金の生成電位に一致することから,極の侵食の行なわれる原因として,酸化第二白金の生成と,その還元がくりかえされるためであると推論した。