作者: Kohei TAKADA , Kazuaki NISHIMURA , Minoru YAMADA , Takayuki KAI , Kentaro HATANAKA
DOI: 10.2329/PERIO.35.704
关键词:
摘要: 歯周疾患罹患根面に, 形態的変化の全くみられないセメント質がどの程度存在するか調べるため, Plaque-free zoneの幅ならびに面積を測定した。30本の歯周疾患罹患歯を抜去後, SEMを用いてポケット内の歯周疾患罹患根面を検索し, plaque-free zoneの幅ならびに面積を測定, ポケット内の罹患根面全体を占める割合 (面積占有率) を算出した。その結果, zoneは, 罹患根面の最根尖側部に, 幅で0.69±0.38 mm, 面積では15.58±7.92%に亘って存在し, その部のセメント質には形態的変化が全くみられないことが分かった。このことから, 歯周疾患罹患歯におけるplaque-free zoneのセメント質の過剰な掻爬は必要でないことが示唆された。