作者: Hideo Tezuka , Hiroyoshi Suzuki , Youichi Kitamura , Tsuyoshi Sasagawa , Shigeko Takeuchi
DOI: 10.5833/JJGS.23.2202
关键词: Gastroenterology 、 Early Gastric Cancer 、 Internal medicine 、 Medicine
摘要: 切除早期胃癌1662例の再発42例 (再発死亡率2.5%) を検討し, 以下の知見を得た.(1) 再発死亡率は粘膜下層癌 (以下sm癌) 3.9%が粘膜癌 (以下m癌) 1.3%より高かった.(2) 再発形式は血行性再発が43.8%, 特に肝転移が多く, 次にリンパ行性再発28.1%であった.(3) 再発時期は5年末満73, 9%で, 血行性再発の60.0%が3年未満であった.5年以上は26.1%で, 局所再発が特徴であった.(4) 再発例は脈管侵襲例 (41.7%), リンパ節転移陽性例 (38.9%) に多く, 非再発例に比べ有意に高かった.(5) sm層への浸潤様式はリンパ管侵襲型が多く (28.6%), 高分化型はリンパ管侵襲型に次ぎ静脈侵襲型で, 再発形式とsm層への浸潤様式には関係があった.(6) R2以上の郭清はR0-1に比べ再発率は3.3%が2.2%に減少するが, 血行性再発には関係がなかった.