Difference in kinds of pathogenic bacteria causing head rot of lettuce of different cropping types.

作者: Kan-ichi OHATA , Yukio TSUCHIYA , Akira SHIRATA

DOI: 10.3186/JJPHYTOPATH.45.333

关键词:

摘要: わが国の17県下の主要レタス産地52個所から細菌による腐敗標本139点を採取し,病原細菌を分離,同定し,レタスの腐敗を起こす病原細菌の種類と作型との関係を検討した。Pseudomonas cichorii (Swingle) Stappによる腐敗の発生は,北日本の春作型,関東東山地域の高原地帯の夏作型および平坦地の秋作型に多く,平坦地のビニルトンネル栽培の冬作型では,発生がきわめて少なかった。P. marginalis (Brown) StevensおよびP. viridiflava (Burkholder) Dowsonによる腐敗は,おもに関東以西の平坦地のビニルトンネル栽培の秋作型および冬作型に多発した。北日本の春作型地および高原地帯の夏作型では,全く発生がみられないか,あるいはわずかに発生がみられたのみであった。両細菌による腐敗の発生には,凍霜害による障害とビニルトンネル内の多湿が大きく関与していると推察された。Xanthomonas vitians Dowsonによる斑点細菌病は,高原地帯の夏作型,平坦地の秋作型,冬作型いずれでも発生し,本病の発生は作型よりも場所と密接な関係があるようであった。Erwinia carotovora (Jones) Hollandによる軟腐病は,おもに北日本の春作型,高原地帯の夏作型に発生し,平坦地の秋作型および冬作型では発生がきわめて少なかった。以上のレタスの腐敗に関与する病原細菌の種類および量の作型による差異は,X. vitiansを除いて気温と密接に関係することが推察された。

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