作者: Miyoko MATSUE , Yorimasa OGATA , Yuji YOKOTA , Hiroyasu ENDO , Ichiro MATSUE
DOI: 10.2329/PERIO.33.907
关键词:
摘要: Transforming growth factor-β (TGF-β) の創傷治癒における役割に注目し, 実験的にラット皮下に埋入したチャンバー (テフロン, 内径8mm, 長さ20mm) 内にTGF-β の投与を行い, 3, 5, 9, 12日目までの結合組織修復における影響を検索した。また, TGF-β とEGFを併用した場合, I型コラーゲンを投与した場合と比較を行った。TGF-β を単独投与すると, チャンバー内に滲出した単核細胞, 特に線維芽細胞がコラーゲンを顕著に産生するのが認められ, 形成された肉芽組織中のDNA量の増加を認めたことから, 細胞の分裂増殖が活発であると考えられた。しかし, その後, コラーゲン合成の抑制が観察された。TGF-β とEGFを併用した場合は, 初期のコラーゲン合成, および細胞の分裂増殖は少なく観察された。コラーゲン投与群では, コラーゲン量は多く観察されたが, DNA量の減少, 細胞増殖の抑制が認められた。総合的に見て, (使用濃度0.5, 1.5ng/ml) を単独で使用した場合, 組織の修復に有利に働くと考えられた。