作者: Fumio MATSUMURA , H. J. BENEZET , K. C. PATIL
DOI: 10.1584/JPESTICS.1.3
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摘要: 殺虫剤γ-BHCの分解を354の単離株を用いて調べたが, そのうち71株が分解能力を持つことが判明した. なかでも, 最も活性の高い Pseudomonas putida を用いて分解代謝の機構を調べた結果, γ-BHCの初期の代謝過程は二つあって, そのうちの一つはγ-PCCH (1, 3, 4, 5, 6-pentachlorocyclohex-1-ene) を作り出す脱塩酸作用, もう一つはγ-BTC (3, 6-tetrachlorocyclohex-1-ene) を作るNAD存在下における脱塩素反応であることが判明した. γ-BTCの生成過程においてα-BHCが副産物として派生する. さらにγ-BTCはFADの存在下での脱塩素反応によって塩素数を減らされ究極的には酸化的環開裂反応により炭酸ガスとなる.